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【2024年最新調査】不登校の子どもを持つ親が知っておきたい!スマホ時代の新しい課題と希望ある対策

higashio


こんにちは。不登校の子どもと保護者の心に寄り添う「オンライン心の安全基地サロンcowill」のまきこ先生です。


最近夜、お布団の中で涙を流したことはありませんか?

「どうして学校に行けないの?」

「私の育て方が悪かったの?」

「この先どうなるの?」


そんな不安や心配を抱えるお母さん、お父さんへ。

今日は、最新の調査から見えてきた大切な発見と、明日からできる具体的な対策をお伝えします。


目次

  1. いま、不登校のお子さんが増えています

  2. 意外な発見:スマホと子どもの心の関係

  3. 家庭でできる具体的な対策

  4. 新しい支援の形

  5. 心理カウンセラーからのメッセージ


◆いま、不登校のお子さんが増えています

  

◇驚きの数字が教えてくれること

 

 2023年度の文部科学省の調査で、不登校のお子さんの数が34万6482人に達しました。

 これは、中学校600人の学校で考えると、なんと1クラス(40人)分ものお子さんが不登校を経験している計算になります。


◇小学1年生から見えてきた変化

 

 特に特に気になるのは、小学1年生の不登校が2年前の約2倍に増えていること。


 希望に胸を膨らませて入学したはずなのに、なぜこんなに多くのお子さんが学校に通えなくなってしまうのでしょうか。


◇お子さんたちのお子さんたちの「無気力・不安」の理由

 

 調査によると、不登校の主な理由として最も多いのが「無気力・不安」です。

実に半数近くのお子さんがこの理由とされています。


 でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。


なぜ、こんなにも多くのお子さんが無気力」になり、「不安」を抱えているのでしょうか?


◆意外な発見:スマホと子どもの心の関係

 

◇最新研究が教えてくれること

 

 東北大学の研究チームが、約7万人もの小中学生を対象に調査を行いました。  その結果、私たちの身近にあるスマートフォンが、思いがけない形で子どもたちの心に影響を与えている可能性が見えてきたのです。


◇こんな場面、思い当たりませんか?


  • 夕食の準備で手が離せない時、ぐずる子どもにスマホの動画を見せる


  • 病院の待合室で、静かにさせるためにゲームで遊ばせる


  • 寝かしつけが大変な時、動画を流しながら寝かせる


  • 休日に家事を片付けたくて、子どもにタブレットを渡す


正直に告白すると、私も何度もやってきました。  

 

忙しい毎日の中で、これは本当に便利な「魔法の道具」のように感じられます。


◇子どもの脳の発達にどんな影響が?


小学校に適応するために幼児期のうちに育んでおくべき力は「非認知能力」とも言われる。自分の感情を制御したり、他者の気持ちを推し量ったり、先を見通して我慢する力も含まれます。 この力は大脳の前頭前野でつかさどられているが、その発達にデジタル端末が及ぼす影響の研究が進んでいます。

東北大学応用認知神経科学センターの榊浩平助教は、次のような変化が起きる可能性を指摘しています。


  1. 心の育ちへの影響

  2. 感情をコントロールする力が育ちにくい

  3. お友だちの気持ちを理解するのが苦手になりやすい

  4. 「先」を考えて行動する力が弱くなることも

  5. 親子の絆への影響

  6. 目と目を合わせる機会が減る

  7. スキンシップが少なくなる

  8. 言葉でのやりとりが減る

  9. 生活リズムへの影響

  10. 夜更かしになりやすい

  11. 体を動かす時間が減る

  12. 実際の体験が不足しがち



◆家庭でできる具体的な対策


◇今日からできる小さな一歩

 スマートフォンとの付き合い方を見直すとき、大切なのは「できることから少しずつ」という考え方です。


 1. 時間を決めて

  • 食事の時間は「スマホフリータイム」に 家族で会話を楽しむ特別な時間にしましょう。子どもの話に耳を傾け、「そうだねー」「へー!」と共感する時間を大切にします。


  • 寝る1時間前は「デジタルデトックスタイム」 寝る前の1時間は、スマホやタブレットから離れる時間に。代わりに、絵本を読んだり、その日あった楽しかったことをおしゃべりしたり。


  • 週末の午前中は「アウトドアタイム」 天気の良い日は公園へ。雨の日は室内遊び場へ。体を動かす時間を作りましょう。


2. 代わりの楽しみを見つけて


  • 一緒にお料理タイム 包丁を使わない作業なら、小さなお子さんでも参加できます。「上手だね!」「ありがとう!」の声かけで、自信につながります。


  • ボードゲームで遊ぼう すごろくやカードゲームは、順番を待つ力や、負けても頑張る力を育てます。


  • 絵本でゆったりタイム お気に入りの絵本を読んであげるのは、親子の絆を深める特別な時間です。

     

◇不登校のお子さんの場合の注意点

 

 家で過ごす時間が長い不登校のお子さんは、特にスマートフォンやゲームに頼りがちで す。でも、それを一気に制限しようとするのは逆効果。


 まずは、お子さんの気持ちに寄り添いながら、少しずつ生活リズムを整えていくことから始めましょう。


◆新しい支援の形


◇2024年からの新しい動き

 

 文部科学省は2025年度から、111億円規模の不登校対策を始めます

 これまでにない新しい支援の形が広がっています。


◇選べる学びの場


  • オンライン学習支援 タブレットを使って、自分のペースで学習を進められます。

  • フリースクール 従来の学校とは違う形で、子どもの個性を大切にした学びの場を提供。

  • 学びの多様化学校(不登校特例校) 不登校の子どもたちのための特別な学校で、柔軟な学習スタイルを選べます。


 ◇ICTを活用した新しい支援


  • オンラインカウンセリング 家から相談できる環境が整ってきています。

  • SNSによる相談窓口 24時間対応の相談窓口も増えています。


◆まきこ先生からのメッセージ

 

 ◇大切な3つのこと


  1. 完璧な親なんていません。子育ての教科書もありません。

    誰もが試行錯誤しながら子育てをしています。

    今のあなたのやり方で大丈夫。


  2. 小さな変化を認めてあげましょう

    「今日は少し笑顔が見られたね」 「昨日より元気そうだね」

    そんな小さな変化に気づいてあげることが大切です。


  3. 子どもの心の声に耳を傾けて 言葉で表現できない思いもたくさんあります。

    態度や表情からも、子どもからのメッセージを受け取ってみましょう。


◆最後に、大切なメッセージ


不登校の原因は、決して一つではありません。 スマートフォンの影響だけを必要以上に心配する必要はありません。


ただ、お子さまの発達に影響を与える可能性のある要因として、知っておく価値はあるでしょう。


そして何より、覚えていてほしいことがあります。


  • あなたは一人じゃありません

  • 完璧な親なんていません

  • 今日からでも、変えられることはたくさんあります

  • 小さな一歩が、大きな変化につながります

  • お子さまの今を、まるごと受け止めていいんです


    =あるお母さまが実践して、お子さまが大きく変化したお話=   

    *声がなくても声をかけ続ける

    *いつも笑い声のある家庭(家のどこからか笑い声が聞こえるように心がけた)  

    *家のお手伝いをお願いする


私たちcowillは、これからも不登校のお子さまとご家族に寄り添い続けます。

一緒に、ゆっくりと、一歩ずつ進んでいきましょう。


お子さまの、そしてご家族の幸せを願って。


(参考:2024年12月23日付 東京新聞朝刊)


 

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