先日、「不登校 引きこもり自立支援 耕せにっぽん 石垣校」が主催する春休み合宿の様子を見学に行ってきました。
小学校1年生から中学校3年生の子供たちが全国から来ていました。その中には、不登校の子供もいれば、そうでない子供もいます。それをサポートするのは、石垣校の研修生とスタッフです。
最初、それぞれの子供は不安そうで、ぎこちない様子でした。母と連絡が取れないとテントで号泣している子供もいました。
しかし、石垣島という大自然の中で、寝食共にし、自然に身を任せて活動する様子を見ていると、自然の力が子供たちの心を癒しているのが目に見えてわかりました。
太陽の光、潮騒の香り、波の音、満天の星空、清らかな空気 etc
耕せにっぽんは学校とは違って勉強は教えませんが、しなやかに生きるスキルを学びます。
〇人と関わる楽しさ 〇共同生活のルールを守ることの大切さ 〇自分の居場所を作る練習 〇人を喜ばせる練習 〇自分の良いところを見つける練習
社会で適用できるための必要なスキを、同世代だけではなく、出身地も年齢も違う子供たちが、一緒に過ごして学ぶ居場所です。
年上の研修生たちがロールモデルとなって、何事にも進取果敢に取り組み、それぞれの目標に向かって一歩ずつ歩んでいます。時には失敗してもお互い支え合いながら、毎日目の前のこと一生懸命頑張って楽しそうに生活しています。
私の見学は、2日間でしたが、たった2日間でも子供たちの成長は素晴らしいものがありました。なにより、子供たちの目がキラキラとして、子供本来の好奇心旺盛な行動に変化していきました。
特に驚いたのは、小学1年生の愛らしい子供が、大人から「かわいいな」などチヤホヤされると、「そんな言い方やめて」といって、子ども扱いされたことに怒っているのです。どんな小さい子供でも、一人の人間として向き合っていく大切さを学びました。
蛇足ですが、私は施設見学後、八重山諸島の西表島(いりおもてじま)に行き、ピナイサーラ滝の上や滝壺を目指して、カヌー&トレッキング1日ツアーに参加しました。
マングローブを眺めながら、カヌーを漕いで自然を満喫しました。そのあと、道なき道をひたすら上り、ピナイサーラ滝の上にようやくたどり着き、達成感に満ち溢れていました。
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